「成長したいなら、本を読むべき」と、成功者の多くが読書を勧めています。
大きな目標を達成するのに本を読むことが絶対に必要とは言い切れませんが、その確率を高めるのに非常に効果の高い習慣であることは間違いありません。
特にビジネス本の多くは、社会的成功を収めた方が、成功した方法や筋道を明かしたもので、自分以外の人生のパターンを追体験し、役立つ知見を得ることができます。
しかしながら、文化庁の「平成30年度 国語に関する世論調査」を見ても、全国16歳以上の男女の47.3%の人が1冊も本を読まないという結果が出ています。
半数が読めていない。
本を読む人になるハードルは、結構高いのです。
私自身も最近は読書する習慣が全然ありませんでしたが、現在、週1冊程度の本を読むようになっています。
昨年11月頃から半年以上続いているので習慣化していると言っていいでしょう。
その方法が、「風呂で読書する習慣」です。
今回は、その理由や方法などをまとめました。
継続のコツは習慣化
人の感情には消費期限があります。
ある日、凄まじいやる気に満ちたとしても、そのやる気は大体、他の出来事や寝たりすることで霧散していきます。
そのため、継続のコツは習慣化と言われます。
意識して「やらなきゃ」というレベルから、意識せずに「やるものだ」という習慣に変われば、自動的に行動できるようになります。
しかし、ご存知の通り習慣化というのは非常に難しいことです。
新しい習慣を身に着けようと思って、挫折した経験が誰しもあると思います。
現在の生活に習慣化したい行動を追加すると、時間が足りなくなったり、やならい理由が頭に浮かんだり。
相当な強い意志や理由がないと、大抵は1日サボり、2日サボりと、最初の決意はどこへやら。
いつのまにか、やらなくなってしまいます。
新たな習慣を始めるコツは、既存の習慣に付ける
何の本だか忘れましたが、習慣化のハードルを下げる方法として言われているコツは、「既存の習慣に付ける」ことだそうで。
読書の面倒なところは、読むために動かない時間を確保しなければならないことです。
やる気はあるけど、気づけば時間が無いからできてない という方は多いと思います。
そこで、一日の行動で読書を入れ込める習慣を探します。
動かず、本のために目が使える習慣。
たとえば、
- 通勤電車
- トイレ
- 風呂
が、本を読む余地があると思えます。
そこで、この3箇所のどれに読書を入れ込むかを考えます。
個人的には風呂がよかった
人により、どれが最適かは分かれるとは思いますが、私的には
・通勤電車
電車でも読めるといえば読めますが、車内の状況に大きく左右されます。
朝は眠いし、帰りは疲れており、「疲れてるから次でいいや」と荷物が重くなるだけで、次第に本を開きもしなくなります。
座れればいいですが、立ちながら読むのもダルいし、ラッシュで激混みだと読もうとしても読めない状況にもなります。
非常にモチベーションが必要で、状況によってやれる時、やれない時があるのは、習慣化とは相性が悪いです。
・トイレ
時間が短いし、衛生的に微妙。
といいつつ、2分間ミステリーと言う本をトイレに入るたびに持ち込んで読んでいた時期がありました…。
ちゃんとした本を読むには細切れすぎて厳しい。
・風呂:ちょうどいい
湯に入れば、一定時間、落ち着いて過ごし、特にやることもない。
色々考えたり、無になったりすることはありますが、それは寝る前の布団に移動できます。
シャワーで済ます方には合いませんが、湯船に浸かる習慣がある方には最適です。
風呂はボーッとしたいと思う向きもありますが、
風呂出たあとって寝るだけじゃ?って考えると、お休み前に休む必要がある?と思い至ります。
半身浴なども兼ねられ、温まると快眠につながる。
寝る前のインプットは、頭に残りやすい。
血行も良くなるし、内容の覚えも良くて良い事づくめです。
いやいや、本が濡れてしまう と仰る方もおられましょうが、そこで役立つのがAmazonの電子書籍kindleです。
風呂読書のすすめ
フロで本を読むのに用意するのは3つ。
- 防水のamazon kindle(kindle Paperwhite か Oasis)
- タオル
- フロの蓋
難しいことはありません。
フロの蓋をテーブル代わりにして、kindleの結露をタオルで拭きながら読む。
そんだけ。
あ、のぼせないよう気をつけてください。
kindleは風呂用としてください。
持ってこないといけないのは面倒で、習慣が途切れます。
タブレットやスマホじゃないのは、kindleは本しか読めないこと。
ゲームや動画が見れないので、本を読むしかなくなります。
風呂から出たら、kindleは洗面所に置いておいて毎日持ち込むことを続けていけば、自然とフロで本を読むことが習慣化し、やる気が無い日も「少しは読もう」と思えてきます。
読み切ろうとせず、途中でやめるのがポイント
読み始めると楽しくなってきて、読み切ろうとかキリのいいところまでとフロが長くなりがちですが、キリの悪いところで上がるのも続けるコツです。
「焦らし効果」というもので、「もっとやりたかった」「もう少しやれた」というところで終えると、「続きがやりたい」と次のモチベーションへ繋がり、集中力も上がるらしいです。
逆に、キリのいいところで切ると、達成感で続かなかったりします。
文章の途中とはいいませんが、時間で切るとかセンテンスで切るとか。
腹八分目で少し足りないぐらいが、継続することにも繋がります。
負荷が高すぎると習慣化につながらないので、ほどほどに。
初めに読むのは無料の電子ブックがおすすめ
本を読む習慣が無いということは、本を買う習慣も無いということで、買うことにためらうかもしれません。
なので、無料で読めるものから始めるのが手軽です。
kindleを買うと「kindleオーナーライブラリ」という特典があり、kindle端末だけで見れる無料の本のサービスがあります。(スマホやタブレットには転送できません。)
また、プライム会員ならprime reading対象書籍が無料で見られます。
5冊まで登録でき、読み終わった本は、他の対象書籍と入れ替えることができます。
無料枠には超有名な「7つの習慣」などもあります。
おわり:インプットの時間を増やそう
本を読みたいと思っているけど、何だかんだと読めていないという方は、今回紹介したフロでの読書にチャレンジしてみてください。
いつもの入浴が、読書習慣に繋がるって一石二鳥だと思いますし、苦なく続けられています。
今は電子書籍派なので、kindleをお勧めしてみましたが、私は昔、紙の本をフロで読んでました。
浸水しなければ、紙の本でも少々ふやけるけど読めます。
読めりゃぁ何でもいいと思います。
大事なのは、自分だけでは思いつかない新たな知見を得ることなので。
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