私は2018年5月に会社をやめ、以降は自宅で仕事をするようになりました。
最初は、好きな時間まで寝れて、面倒な出社が無いと喜んでいましたが、意外と良いことばかりではありませんでした。
会社員では当たり前だった、朝決まった時間に起きて出勤するということが無くなった結果、体を動かす機会が皆無になりました。
また、起きる時間も適当になったことから夜型になり、陽の光を浴びなくなりました。
そんな状態で1年ほど過ごした頃、気分が落ち込み、やる気が全く無くなっていきました。
出勤は、意外と運動になっていた
会社勤めのときは、朝から出勤のため駅まで歩き、30分くらい電車で立ちっぱなし。
昼休みは歩くことを習慣にしていたので、毎日のように1時間くらい会社の付近を歩いて散策していました。
そして帰りは、寄り道などをしながら歩き回っていました。
会社に行く週の5〜6日、習慣的に2〜3時間歩いてたことになります。
そこから一転、会社をやめフリーランスで出社の必要が無いと、外出する機会が大幅に減りました。
ほぼ0。
郵便局や銀行ATMなど、業務上必要なところには行きましたが、家族がいるので食事などの買い出しも必要なく、一日中家にいるようになり、2週間くらい、外出着を着なかった時期もあるほど。
退職直後は、抗がん剤治療を終えたばかりだったので、全身の痛みや体調不良があったので、回復のため大人しくしていたのですが、1年ほどで殆ど治ってきたので動ける状態ではありました。
必要ないので出かけない。
その上、菓子が美味いとモリモリ食ってたら、10キロ以上脂身が増えました。
会社員のときは、
「会社行きたくねぇー」
としょっちゅう思っていましたが、その思いの大半は「家を出るのがめんどくさい」でした。
仕事が嫌いでもなかったし、行ってしまえば昼休みに会社の回りを散策できるし、帰りに店に寄ったりと楽しみを見つけていたので。
会社行くことが結構運動になっていたなぁと、肥えた腹で実感しました。
夜型になって、日にも当たらない
生活のリズムが崩れると、なぜか夜型になる。
早朝型とかにならないふしぎ。
時間に縛られないと言えば良い身分ですが、夜中に仕事をして明け方に寝る。
そして夕方に起きて…と。
闇の生き物のように、日光を浴びない生活。
お客さんから電話が来ても、いつも寝ているため、電話ではなく「起きたらメールください」と連絡が来るようになりました。
何度も昼夜逆転を直そうとしましたが、夕方に入稿して朝までにという案件が定期的にあるため、すぐ夜の住人に引き戻されるのでした。
1年くらい経った頃、何もやる気が起きなくなりました。
そんな生活を続けて1年くらい経った2019年夏頃、次第にだったのか突如なのか分かりませんが、何もやる気が起きず、大半を寝て過ごすように。
仕事があれば、ギリギリまで引っ張って一気にやって何とかしていましたが、それ以外は何もする気が起きない。
将来の不安が湧いて何かやらねば と危機感が湧き上がるのに、何もできずに鬱々としていました。
そんな生活を1ヶ月くらいして、ある日思った。
これは鬱ではないか？ と。
うつ病の予防に運動は効果的との実験結果があるし、日光を浴びることで分泌されるセロトニンが足りないことも鬱を引き起こすと言われる。
元々ネガティブではあるが、鬱の原因として、運動不足や日光不足があるらしく、運動不足 x 日光不足のコンボでやられたのかも。
このままでは危険だと、改善を試みました。
筋トレと日光浴、そしてドラクエウォークで持ち直した
とりあえず、日中に寝る際には、窓際に行って日向で寝るようにしました。
暖かくて気持ちいいだー。
そして、運動不足と脂肪にまみれた体を修正するため、YouTubeで筋トレを開始。
自重に耐えられず、腕立て10回もできないというザマ。
高校では柔道部だったこともあるのだが（1年だけ）、このザコ加減に耐えられず、YouTube動画で1〜2日おきに筋トレ励みました。
そして、2019年9月12日にリリースされたスマホアプリ「ドラゴンクエストウォーク」。
散歩しながらキャラを育てたり、敵と戦ったりするゲームで、ポケモンGOの後発版みたいの。
個人的に、ただ走ったり歩いたりする気にならないので、外に出る動機として利用しました。
再び朝方に生活を戻し、日中、日に当たって歩く。
風呂に入る前にYouTubeで筋トレ動画をやる。
健全な体に健全な精神が宿るというが、日に日に、やる気も戻ってきて、鬱的な症状は改善されました。
終わり：運動に時間を投資する必要性
成功者の多くは、スポーツジムやマラソン、トライアスロンや自転車など、かなりの運動をしている人が多い。
運動嫌いな私は、何故運動するんだろうと思っていました。
お付き合いなのか？成功すると運動したくなっちゃうのか？ と。
理由は、実体験しました。
精神的な健康のために運動するんだな と。
一連の体験から、「運動に時間を投資する必要がある」と強く思いました。
フリーランスであまり外に出ないという方、ご注意を。
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